接着剤、塗料、カプラーについて

ここでは当店で使用しているもの、方法を説明しております。

その為、他のメーカー様の製品では使用できないこともございますのでご注意ください。

また、あくまで当店で行っている方法のため、他にもいろいろとやり方はあると思いますので、ご参考に各自工夫してみてください。



1、接着剤についてですが、紙なので紙に使用できるものでしたら何を使用していただいても大丈夫です。


例としまして、当店の製作時は、

面同士の貼り合わせは、3Mのスプレーノリ77

細部、組立はアルテコの速乾アクリア

補強に100均のさらさら系瞬間接着剤を使用しております。



詳細としまして、スプレーノリは3Mの77で、側面の貼り合わせなど広い面で使用し、木工用ボンドは細部の組み立てで使用し、瞬間接着剤は手すりなど細かいパーツの補強に使用しております。

ただ、スプレーノリは乾くのが早く、慣れていないと扱いが難しいことや、スプレーであるため周囲に飛び散る点、価格が高いなどございますので木工用ボンドのみで製作されてもいいかもしれません。

※正しい使い方ではないので使用時は注意していただきたいのですが、はみ出たスプレーノリはジッポオイルで拭き取れます。車体表面などにスプレーノリがついてしまった場合、綿棒などにジッポオイルをしみ込ませて拭くときれいになります。この際、紙にしみ込んだオイルは時間が経つと乾燥し元に戻ります。ジッポオイルは可燃物ですので使用する際は気を付けてください。


木工用ボンドのみで製作する際、広い面はボンドを薄く塗り広げていただくときれいに貼れます。

他のお客様例では、メラニンスポンジ(激落ちくん)にボンドをしみ込ませて、そこにパーツを押し当ててしようしている方もいらっしゃいました。(ヤマトのりの様な感じ)

木工用ボンドは当店では、アルテコの速乾アクリア スティックを使用しております。

通常の木工用ボンドより、乾くのが早く、ノズルも細いため使いやすいです。

OEM品でタミヤのクラフトボンドがございます。

また、ペーパーとメタルや3Dパーツ接着にもボンドを使用しております。


瞬間接着剤はサラサラ系のもので、100均の小さいものやロックタイトのブラシ付き(タミヤにOEMあり)を使用しております。

主に、手すりや梯子など、細くて強度が欲しい部分に使用しております。

使用の際は、補強する箇所に直接塗って、アルテコプライマーなどの硬化促進剤で固めております。

接着剤が多く出てしまった場合は、ティッシュを軽くあてて余分な接着剤を吸い取っております。

この際、ティッシュは本当に軽く当て、毛細管現象のようにして接着剤を吸わせてください。

強く当てたり、べったり当ててしますとくっついてしまう恐れがございます。




2.、塗料についてですが、平たく言ってしまうと図工の時の絵の具を使用したように、紙なので水彩でもラッカーでも漆でもなんでも大丈夫です。

ただ、水分や溶剤があまりにも多すぎるとふやけてしまいます。

そんな点も含め、当店では入手性、扱いやすさ、色の点から、GM、クレオス、タミヤなどのプラ模型用スプレーを使用しております。

プラ模型用スプレーですと、塗料の粒子が細かくきれいに発色するためおススメしております。

3Dプリント製パーツ(アクリル樹脂)につきましても上記と同じものを使用しております。


注意点として、ペーパー部分は塗料が染み込みやすいため(特に厚紙の小口)、サフェーサを吹いて下地を整えていただくときれいに発色します。

ただサーフェーサーはご存知だと思いますが、パテなので、目止めの効果はありますが度数、吹き方によってざらつきが生じます。


当店では、サフェーサで下地処理をすることもありますが、塗料のスプレーをあえて垂れる寸前まで厚吹きし(下記の写真のように)、塗料自体を紙にしみ込ませて製作しております。ただ、厚吹き加減が難しいかもしれませんので、あくまで一例としてみていただけると幸いです。

↓仕上がり

3Dパーツにつきましては、通常のプラと同じように塗装は可能ですが、油分がついていることもあるので脱脂やプライマーをしてからの塗装をおススメします。


塗料の使用方法はプラモデル製作ガイドブックなどに詳細に書かれていますのご参考にください。

また特殊な塗料を使用する際も、各塗料の情報をご参考にしてください。




3、カプラーについてですが、製品の台車のカプラーポケットはよくあるような箱型の形状のものですので、だいたいの市販のカプラーには対応できると思います。

当店での試作時は、アーノルド、KATOカプラー、KATOの短縮カプラーを使用しおります。

この際、アーノルドや短縮カプラーなど鍔が薄いものについては、カプラーポケット内で遊びができてしまうため、当店では厚紙を小さく切ってカプラーと一緒に入れて遊びをなくしております。

KATOカプラーの場合はそのままでちょうどいいサイズになります。



簡単な説明ですが以上になります。

他ご不明な点等ございましたら、メールでご連絡頂けると幸いです。

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