屋根など部品の曲げ方、丸め方

(2023/7/12追記)

お客様から有蓋車などのうまい曲げ方がわからないとお声を頂きますので、当店でやっている方法をご紹介します。

製作にはこれが正しいなどのことはないので今回ご紹介する方法は参考までに、皆様各自研究、工夫していただいてやりやすい方法、きれいにできる方法を見つけていただけると幸いです。


A、屋根板単独などの丸め方

 道具・・・ペンなどの適当な丸棒を使用します。(当店で使用しているのは直径11mmのレタリング用ペンやマジックです。)


1、丸棒が用意できましたら、下の写真のように丸棒に対して屋根板など曲げるものを斜めにして構えます。


2、下の写真のように屋根板などを斜めにした状態で丸棒に巻き付けます。


曲げると下の写真のようになります。


3、下の写真のように先ほど巻いた角と対称の角側で同じように斜めに丸棒に巻きます。


4、下の写真のように丸棒と平行に屋根板などを巻き、端などを整えます。


これで完了となります。




B、側面と屋根の曲げ方

道具・・・30cmぐらいの丈夫な定規など板 2本


1、一つの定規を曲げ筋直後に合わせて上に置きます。

2、もう一つの定規を曲げる部分下に挟みます。


3、上に置いた定規が浮かないように押えて、下の定規も浮かないように押えながら曲げていきます。

【注意】

この際、どちらの定規も部品から浮いてしますとゆがんだり、曲がったりしますので、定規が部品から浮いたり、離れたり、ズレたりしないようにしてください。

特に、曲げ部分の近いところに開口や切り筋がある場合は、曲げる方向へもっていかれるのなお注意してください。


定規などではさんだまま、曲げ続けても大丈夫ですが、より曲げ癖をつける際は、上から押えていた定規を外して、下の定規で押し続けます。

この際も、パーツが動いたり、浮いたりしないように気をつけます。


これで完了です。


屋根に丸みをつける際は、丸いものを押したり、転がしたりします。

(車体内部に補強などがある場合は、無理に曲げ癖をつけず、組立時にその補強に任せて曲げた方がいい場合もあります。)

短いものの場合はヤットコや溝なしのラジオペンチで代用可能です。

溝付きのラジオペンチを使うと溝の跡が部品につきます。



簡単な説明で申し訳ございませんがこのような方法で私は製作しております。

皆様のお求めをお待ちしております。

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